高齢者への家庭訪問実習の経験がその後の看護学実習に活用される内容

書誌事項

タイトル別名
  • コウレイシャ エ ノ カテイ ホウモン ジッシュウ ノ ケイケン ガ ソノゴ ノ カンゴガク ジッシュウ ニ カツヨウ サレル ナイヨウ

この論文をさがす

抄録

本研究の目的は、家庭訪問実習終了時に学生が実習経験を今後の学習に活かせると考える内容を明らかにし、その内容が2年次の看護過程実習に活用されたかを明らかにすることである。家庭訪問実習を履修した102名を対象に、1年次の本実習終了時および2年次の看護過程実習終了後に無記名自記式アンケート調査を実施した。その結果、今後に活かせる内容として3カテゴリー《コミュニケーション》、《対象理解》、《学習意欲》であることが明らかとなった。それらの内容が2年次の看護過程実習で活かせなかったとの回答は、《対象理解》において約20%と多い傾向であった。今後、家庭訪問実習の特徴である生活をとらえる視点が家庭だけでなく病棟等の場を越えて活用でき、対象理解を深められるよう助言することにより、ヒューマンケアリングの実践能力を高める看護教育につながると考えられた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ