Walter Lippmann and Civic Education
Bibliographic Information
- Other Title
-
- ウォルター・リップマンにおける「世論」と「市民教育」:「世論」向上のための幾つかの処方箋について
Description
ウォルター・リップマンが『世論』(1922)で安易な「世論」民主主義を批判し、政治の実践においては専門家の知性の活用を重視していたことはよく知られている。しかしながら、この専門家の知性の活用は統治者だけではなく、「世論」を生み出す「一般公衆」へも向けられていることについては、これまでほとんど注目されてこなかった。またさらに「世論」の偏向を是正する取り組みとして、今日で言うところの「メディア・リテラシー」への言及があることも考察の対象とされてこなかった。本稿はこれまで軽視されてきたリップマンの「市民教育」論、あるいは「メディア・リテラシー」論に光を当て、それが「世論」改善にどのような役割を果たすのかを明らかにした。
Journal
-
- Bulletin of Miyagi University of Education
-
Bulletin of Miyagi University of Education 49 39-47, 2015-01-28
宮城教育大学
- Tweet
Keywords
Details 詳細情報について
-
- CRID
- 1050001337594407552
-
- ISSN
- 13461621
-
- Text Lang
- ja
-
- Article Type
- departmental bulletin paper
-
- Data Source
-
- IRDB