高大連携による理工学系デザイン教育カリキュラムの設計と実践/「総合的な学習の時間」のカリキュラム構築
抄録
本研究は、高等学校学習指導要領の柱のひとつでもある「知識・技能の習得と思考力・判断力・表現力等の育成のバランスを重視」という視点に立ち、理工学分野とデザイン・芸術学分野の両側面からアプローチするデザイン教育カリキュラムを 策定・実施することを目的としている。 本研究の効果として、以下の点が上げられる。 ① 高校施設の一貫した活用による、大学教育の体験学習を継続的に行うことができた。また、特別教室を用い、芸術系・工学系の実習制作作業を盛り込むことで、本学の学習環境を高校内でも体験的に実施することができた。 ② 大学生および卒業生の学習環境への取込により、高校生にとって、大学での学習をより身近に感じることのできる総合学習の時間を用意することができた。また、制作を通じた学生との高校生とのコミュニケーションによって、大学における勉学の具体的なイメージを高校生に知らせることができた。 ③ 高校での授業時間外において、大学の施設・設備を用いることで、制作に対するより専門的な知識・経験を高校生に提供することができ、高校生のものづくりに対する意識を高めることができた。
収録刊行物
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- 芸術工学2016
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芸術工学2016 2016-11-25
神戸芸術工科大学
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050001337615255424
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- NII論文ID
- 120005887884
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles