36年間に渡る水質常時監視データベースから観た長野県の河川・湖沼水質の推移

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1972年4月~2007年3月までの36年間の測定値からなる「水質常時監視データベース」(愛称:みずかがみ)を作成した。このデータベースを解析し長野県内の河川・湖沼水質の長期的な動向を検討した。解析した項目は水温、pH、DO(溶存酸素量)、BOD(生物化学的酸素要求量)、COD(化学的酸素要求量)、SS(浮遊物質量)、大腸菌群数および透明度である。解析方法として年代ごとの基本統計量の算出、項目間の相関マトリックスの作成、Kruskal-Wallisの方法を用いた年代間の相違の検討および時系列グラフの作成を行った。1970年代に比較して2000年代の河川・湖沼の水質は清浄に向かっていることを確認した。一時的であるが、1990年代にはCODの上昇と大腸菌群数の増加が認められた。全調査期間を通してpHは大きく変動することが確かめられた。河川で、冬季水温の上昇が認められた。

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