エイコサペンタエン酸およびリノール酸同時投与が血清脂肪酸組成,血清脂質,リポたん白,過酸化脂質,血圧に及ぼす影響

書誌事項

タイトル別名
  • エイコサペンタエンサン オヨビ リノールサン ドウジ トウヨ ガ ケッセイ シ
公開日
1994-03-31
資源種別
departmental bulletin paper
公開者
市川 : 和洋女子大学

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説明

P(論文)

n-3系多価不飽和脂肪酸のEPAを多く含むイワシと,n-6系多価不飽和脂肪酸のリノール酸を多く含む紅花油を使用したイワシ料理を,一週間に4食摂食した時の,成人病適齢者の血清脂肪酸組成,血清脂質,リポたん白,過酸化脂質,血圧に及ぼす影響をみたところ,以下の結果を得た。1.血清脂肪酸組成は,イワシのみの場合は,血清EPA,DHAの増加,リノール酸の減少を認めたが,紅花油を使用した場合,血清EPA,DHAの増加はあったが,リノール酸のわすかな減少と,アラキドン酸の増加を認めた。2.TG,T-Chの減少,HDL-Chの増加は,イワシのみ,紅花油使用のどちらにも認められた。LDL-Chは,イワシのみの場合は減少したが,紅花油を使用した場合は増加した。また動脈硬化指数はイワシのみの場合も紅花油使用の場合も低下した。3.リポたん白のVLDLはイワシのみの場合の方が大きな低下を認めた。LDLはイワシのみの場合も,紅花油使用の場合も増加した。HDLはイワシのみの場合に増加を認めた。4.過酸化脂質は,イワシのみの場合にも,紅花油使用の場合にも,どちらにも増加が認められた。5.血圧は,イワシのみの場合も,紅花油使用の場合にも,どちらにも最高血圧,最低血圧の低下を認めた。以上の結果から,イワシのみの場合には,n-3系多価不飽和脂肪酸の増加,血清脂質改善作用,血圧の低下などEPAの効果が認められたが,イワシに紅花油を使用した場合には,リノール酸からアラキドン酸への代謝が進み,イワシのみの場合には見られたLDL-Chの低下や,HDLリポたん白の増加は認められなかった。

収録刊行物

被引用文献 (2)*注記

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