The Proteasome Inhibitors Epoxomicin and MG262 Suppress Urokinase-Type Plasminogen Activator Expression by Human Oral Squamous Carcinoma Cells (HSC-3)

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  • プロテアソーム阻害剤エポキソマイシンとMG262はヒト口腔扁平上皮癌細胞(HSC-3)によるウロキナーゼ型プラスミノーゲンアクチベータ発現を抑制する

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プロテアソーム阻害剤のエポキソマイシンとMG262が、HSC-3細胞におけるウロキナーゼ型プラスミノーゲンアクチベータ(uPA)のmRNA発現とuPA産生に及ぼす影響について検討した。エポキソマイシンとMG262はuPA mRNA発現とuPA産生を用量依存性に抑制した。経時変化の検討では、エポキソマイシンまたはMG262への曝露から6時間程度で、uPA mRNA発現に顕著な減少が認められ、抑制効果は12および24時間後と同等またはやや強かった。エポキソマイシンとMG262は核性因子(NF)-κB-依存性プロモーターの転写活性を弱めた。uPA遺伝子の転写はNF-κB活性に依存することが知られており、これらのプロテアソーム阻害剤によるuPA遺伝子発現の抑制は、構成的NF-κB活性阻害の影響と考えられる。またエポキソマイシンとPG262はHSC-3細胞の浸潤活性を低下させた。プロテアソーム阻害剤による浸潤活性の減少はuPA産生抑制の影響を一部に受けていると考えられた。

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