ソーシャルワーク教育におけるスーパービジョンの位置

書誌事項

タイトル別名
  • ソーシャル ワーク キョウイク ニ オケル スーパービジョン ノ イチ
  • The Strand for Supervision into Social Work Education

この論文をさがす

抄録

ソーシャルワーク教育は、専門的実践を行うソーシャルワーカー養成の必要性などからソーシャルワーク研究の一大課題である。しかし、その中心は大学などの養成教育で、現場ソーシャルワーカーの実践と乖離した現状がある。こうした問題意識から、本稿では、実践と教育の相互関係を可能にするスーパービジョンに着目し、ソーシャルワーク教育への位置づけを試みた。具体的には、スーパービジョン過程の特徴や過程を構成する4局面を整理するとともに、ソーシャルワーク実践へのフィードバックを含めた過程展開を図式化し考察した。そこから、現実の実践課題解決だけでなく、知識・技術の獲得や修正、実践展開能力の向上などソーシャルワーカーの能力向上にフィードバックするスーパービジョンの可能性を明らかにした。そして(1)実践からの教育、(2)経験知を蓄積する教育、という特徴を有する専門性向上のための教育アプローチとしてスーパービジョンを提示した。

論文

収録刊行物

  • 福祉社会研究

    福祉社会研究 8 81-95, 2007-01-01

    京都 : 京都府立大学福祉社会学部福祉社会研究会

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ