航空機 MSS データを用いた林相区分に関する研究 (III) 林相と MSS データとの関係(林学部門)

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タイトル別名
  • 航空機MSSデータを用いた林相区分に関する研究(3)林相とMSSデータとの関係
  • コウクウキ MSS データ オ モチイタ リンソウ クブン ニカンスルケンキュ
  • Classification of forest types by aircraft multispectral scanner data (III) Relationships between forest types and multispectral scanner data (Forestry)

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説明

航空機MSSデータを太陽光と斜面とのなす角度により補正して, 林相区分を試みた。林相別MSSデータの平均値の有意差検定では, CH11を除くと補正前ではスギ林とアカマツ林, 広葉樹林とに有意差が認められたが, 補正後では, これに加えヒノキ林とアカマツ林ないし広葉樹林とに有意差が認められるようになった。判別関数を用いた林相区分では, 全体の適中率では補正前が55.1%, 補正後では57.6%であった。スギ林, ヒノキ林, 広葉樹林では, 適中率は補正後も補正前と同じであり, 補正による効果は認められなかった。このことは各林相に反射特性の共通する部分があり, 今回のような補正のみではそれらを分離することが困難であることを示した。

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