塩蔵オキアミの利用に関する研究(第 3 報) : オキアミエキスの成分と利用(B. 生活科学)

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タイトル別名
  • 塩蔵オキアミの利用に関する研究-3-オキアミエキスの成分と利用
  • エンゾウ オキアミ ノ リヨウ ニカンスルケンキュウ 3 オキアミエキス ノ
  • Studies on Utilization of Salted Antarctic Krill (Euphausia superba) (III) : Constituents of the Krill Extractives and its Utilization as a Natural Flavoring Agent (B. LIVING SCIENCE)

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抄録

1.塩蔵オキアミエキスの呈味の主体は遊離アミノ酸であり, 窒素成分の約2/3を占めている。2.ついで, ベタインが多く含まれ, 呈味に補足的に関与している。3.セファデックスG-15によるカラムクロマトグラフィーを行なった結果, 10個の成分に分画できた。4.紫外部吸光比および紫外部吸収スペクトルの測定により, ヌクレオシドとしてウリジン, イノシン, キサントシン, グアノシンおよびアデノシン, 塩基としてグアニンの存在を確認した。5.エキス中の窒素成分の損失なしに食塩を除く方法としてEtOH 50∿67%処理が有効であった。6.エタノール処理により, 水分45.4%, 塩分14.5%粗たん白32.3%の組成を持つ濃縮エキスを得た。

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