A Consideration on Support for Breast Cancer Patients and their Children by Using “Support Book” - With the Clue of Children’s Descriptive Contents -

Bibliographic Information

Other Title
  • サポートブックを用いた乳がん患者とその子どもへの支援の検討 子どもの記述を手がかりに
  • サポートブック オ モチイタ ニュウガン カンジャ ト ソノ コドモ エ ノ シエン ノ ケントウ : コドモ ノ キジュツ オ テガカリ ニ

Search this article

Description

本研究の目的は、乳がん患者とその子どもによるサポートブック作成プロセスにおける、子どもの記述内容及び対話内容の特徴を明らかにし,サポートブック作成の効果を考察することである.研究対象は、乳がん患者とその子どもを支援するプログラムである『おやこのたのしいじかん』に参加した5組の親子の作成したサポートブックのうち,5人の子ども(4歳児2名と7歳児3名の子ども)の記述と作成プロセスにおける会話内容である.データを質的帰納的に分析した結果,記述内容の特徴として【親への思いやりの気持ち】【日常の親の姿】【子どもにとって心に残る出来事】の3つのカテゴリー,会話内容の特徴として《子どもの発達段階に応じた回答手段の特徴》《子どもなりに楽しんでいる様子》《親子で対話を楽しむ》などの6つのカテゴリーが抽出された.親子でサポートブックを作成することによって,子どもから母親への素直なメッセージや,子どもの発達段階に応じた作成プロセスを楽しめており,親子のコミュニケーションを深める機会になっていることが示唆された.(著者抄録)

Journal

Related Projects

See more

Details 詳細情報について

Report a problem

Back to top