看護大学4年生の職業レディネスに関する研究

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タイトル別名
  • Assessment of workplace readiness among senior nursing college students
  • カンゴ ダイガク 4ネンセイ ノ ショクギョウ レディネス ニ カンスル ケンキュウ

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説明

単科4 年制看護大学の4 年生のうち、病院就職を希望している学生を対象に、量的相関関係的デザインを用いて、就業レディネスの程度を把握し、これら対象学生の就業レディネスと、進路決定時期、家族背景、理想とする看護師モデルの存在の有無、就職に関する学習状況との関連について調査し、看護基礎教育において、職業レディネスを高めるための支援について検討した。早期決定型、出会い型の学生は抱いていたイメージとは異なる入学後の体験を肯定的に捉える事ができず職業レディネスが低下している事が考えられた。また家族に医療従事者がいる群は入学前から現実的に看護を捉え高い職業的価値観を見出していたことから、積極的学習群は職業に対し自己の興味・適性をみて主体的に選択しており職業レディネスが高かった。看護実践の中で現実を肯定的にフィードバックし、葛藤や不安を乗り越えられるよう導く支援、看護職に高い価値観を見出せる教育内容、キャリアデザインを描けるよう就職先に関する学習を促す支援が必要である。

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