途上国における教育開発 ―統合型教育から変革型教育へ―

書誌事項

タイトル別名
  • トジョウコク ニ オケル キョウイク カイハツ トウゴウガタ キョウイク カラ ヘンカクガタ キョウイク エ
  • Educational development in developing countries : From integrated education to transformational education

この論文をさがす

説明

本稿は、途上国における教育開発で重視されるべき教育目的・教育分野・教育内容とは何かという\n問題について、教育開発・教育開発援助・途上国開発理論・開発教育・教育社会学の議論にもとづい\nて検討するものである。教育社会学における「教育の機能」に関する議論を参考にすると、これまで\nの教育開発で重視されてきた教育は、現行の社会秩序への統合を促進しようとする「統合型教育」で\nあった。それに対し本稿では、途上国においても、社会秩序の変革を促進しようとするような「変革\n型教育」が重視されるべきなのではないか、ということを主張する。なぜならば、現代の国際社会に\n存在するグローバルな問題群を解決するためには、現行の社会秩序を批判的にとらえ直すことを可能\nにするような知識や態度を身につけることが、先進国のみならず途上国の人々にも要請されるからで\nある。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ