異文化間コミュニケーション場面におけるコンフリクト事例とアサーション -関連文献からの示唆-

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タイトル別名
  • イブンカ カン コミュニケーション バメン ニ オケル コンフリクト ジレイ ト アサーション : カンレン ブンケン カラ ノ シサ
  • Cases of Assertiveness and Conflict in Cross-Cultural Communication : An Analysis and Suggestions from Relevant Sources

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説明

本稿では、日本人が、多国籍の人々とコミュニケートするとき、文化背景の異なりによって、どのような誤解や摩擦が生じるのか、また、どのように反応し対応するのか、その傾向を明らかにし、その典型事例を模索するため、文献研究によって具体的事例を収集、分析することとした。日本人と外国人の間で起こるコンフリクト事例を多様な資料から収集し、人物の関係性及び場面、解決方略、結果等、それぞれの指標を設定して分析した。その結果、場面においては、国内におけるコンフリクトは、海外場面に比べるとビジネス場面及び支援者と外国人の間のコンフリクト場面に偏っていること、また、解決方略に関しては、間接・一方向性が強く、逃避や融通といった自分自身を抑制する方略をとる傾向があることがわかった。しかし、双方向の方略がとられない多くの事例では、コンフリクトの解決に至っていないものが多く、双方向でのなんらかの交渉が重要であることが示唆された。

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