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- 日本語教師の「個人的実践知」についての一考察 : ナラティブ・インクワイアリーという手法を用いて
- ニホンゴ キョウシ ノ 「 コジンテキ ジッセン チ 」 ニ ツイテ ノ イチ コウサツ : ナラティブ ・ インクワイアリー ト イウ シュホウ オ モチイテ
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Abstract
本稿は,涼子さん(仮名)という日本語教師の実践,そして,彼女の「個人的実践知」をナラティブ・インクワイアリー (Narrative Inquiry) という質的研究手法を用いて,記述し,探った。そこで,「私語」を許す実践の裏に涼子さん個人の人生経験,そして過去の日本語教育の実践に根付いている彼女の「個人的実践知」に触れることができた。それが,教室での教師の権威を避け,学習者を人間として,学びの主体として十分に尊重する実践的知識として反映される。しかし,「技術性」が強調される「聖なるストーリー」というものが涼子さんのいるコミュニティにあり,教師たちはそれに影響され,日本語教育の「技術性」を強調するような「正当化ストーリー」を語り合うようになっている。それに影響され,涼子さんは日本語教師としての「専門性」に自信が持てなくなってしまう。教師が生涯成長していくような「反省的実践家」になるために,教師の「個人的実践知」を尊重することを本稿は主張し,また,教師同士が素直にお互いの実践の「秘密のストーリー」を語り合うことを提言した。
Journal
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- 日本語日本文学
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日本語日本文学 (23), 55-70, 2013-03-20
創価大学日本語日本文学会
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1050001337728346240
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- NII Article ID
- 120005514874
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- NII Book ID
- AN10387152
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- HANDLE
- 10911/4034
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- NDL BIB ID
- 024932804
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- ISSN
- 09171762
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- Text Lang
- ja
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- Article Type
- departmental bulletin paper
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- Data Source
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles