卒業論文にみる日本語表現の適切性について : 中国・A大学日本語科の事例

書誌事項

タイトル別名
  • Some Problems of Japanese Expressions in Students' Theses : A Case of “A” University's Japanese Language Department in China
  • ソツギョウ ロンブン ニ ミル ニホンゴ ヒョウゲン ノ テキセツセイ ニ ツイテ : チュウゴク ・ A ダイガク ニホンゴカ ノ ジレイ

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抄録

日本語科が設置されている中国のほとんどの大学において,四年次に学生には卒業論文が課せられている。日本語による論文執筆なので,多かれ少なかれ不自然な日本語表現が出てくるのは特に不思議ではない。ただ,四年次生の日本語レベルから考えると,卒業論文に基礎段階での誤用が多いのは重視されるべきことである。例えば「~たら」や「ちょっと」など会話に使われるべき表現,あるいは「~を育つ」のような文法的誤用などが,日本語専攻の学生たちの卒業論文にみられる。本稿は,具体的にどのような日本語表現に問題があるのか,また,なぜそのような表現が使われているかについて考察する。

収録刊行物

  • 日本語日本文学

    日本語日本文学 (23), 109-122, 2013-03-20

    創価大学日本語日本文学会

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