平安京 境界考
書誌事項
- タイトル別名
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- ヘイアンキョウ キョウカイ コウ
- On Border Places of Heian-Kyo
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説明
794年の平安遷都以来1868年の明治政府樹立まで、約1200年間の長きにわたって日本の帝都であった平安京は、世界の古代都市建築には珍しく、城壁のない宮都であった。この時代に生まれた物語、説話、伝説の中には、平安京の建都の思想および、洛中洛外という境界に対する意識が重要な要因になっているものがある。特に、異界の者や死者が生きている人間に影響を与える、あるいはその逆の側面を物語に見るとき、ヨーロッパ中世のキリスト教世界の煉獄のテーマに通じるものがある。本論では、以上の視点から、平安建都の性格が文学に与えた影響について、特に綱伝説をとりあげて考察する。
収録刊行物
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- 関東学院大学文学部紀要
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関東学院大学文学部紀要 112 181-213, 2008-03
関東学院大学[文学部]人文学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050001337810269568
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- NII書誌ID
- AN00048092
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- ISSN
- 02861216
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB