USTREAM を用いた音楽活動 : 札幌のインディーズ・ミュージシャンによるUST ROOM FES を事例として

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タイトル別名
  • USTREAM オ モチイタ オンガク カツドウ : サッポロ ノ インディーズ ・ ミュージシャン ニ ヨル UST ROOM FES オ ジレイ ト シテ
  • USTREAM オ モチイタ オンガク カツドウ : サッポロ ノ インディーズ ミュージシャン ニ ヨル UST ROOM FES オ ジツレイ トシテ
  • Music Activities with Ustream

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抄録

札幌のインディーズ・ミュージシャンがおこなった、USTREAMを用いたライブイベント、UST ROOM FESを事例として、ミュージシャンとライブ配信サービスの関係について考察した。本稿の中心となる問いとして「なぜ札幌のインディーズ・ミュージシャン達は、UST ROOM FESを企画し実践したのだろうか」を設定した。問いに対する仮説として、UST ROOM FESを、地方から全国への音楽活動をプロモーションする手段として考えているのではないか(1)、UST ROOM FESのメリットを、楽曲のダウンロード販売につながる点にあると、考えているのではないか(2)、の二つを提示した。仮説の検証のために、フェスを企画した、札幌のミュージシャン3名にインタビューをおこなった。

インタビューの結果、1)ライブ配信サービスを、全国の人びと、地域の人びと、地元のミュージシャンに対する音楽活動のプロモーションとして用いていること、2)実際に観客にライブ会場に足をはこんでもらい、CDを販売したいと考えていること、を明らかにした。最後に、以上の考察をふまえ、地域レーベルの可能性について検討した。

収録刊行物

  • 自然人間社会

    自然人間社会 53 61-104, 2012-07

    関東学院大学経済学部教養学会

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