大学体育実技に対する学生のイメージ

書誌事項

タイトル別名
  • ダイガク タイイク ジツギ ニ タイスル ガクセイ ノ イメージ
  • Student perceptions of physical education and sport in college.

この論文をさがす

説明

本調査では、大学生が体育実技に抱いているイメージ/認識の現状、卒業後のスポーツ参加への意識を、首都圏に所在する大学に通う学生613名を対象にアンケート調査を実施した。その結果、次のような知見を得た。

(1)大多数の学生は体育実技に対して、好意的なイメージを持っていることが明らかとなった。(2)体育実技に望んでいる事・好きな所は、体育実技で得ることの出来る「爽快感」、「健康づくり・体力向上」、「友作り/コミュニケーション」、「受講に対する姿勢や態度での評価」である。(3)多くの学生が心身の健康の為に体育実技が存在していると感じ、「体育実技は必要」、そして「必修であるべき」と考えていることがわかった。(4)評価に関しては、半数以上が明確、3割が不明確であると答え、運動技能での評価ではなく、授業に対する態度や姿勢での評価を望んでいることがわかった。(5)体育実技に対して好意的な感情を持つ学生ほど、受講に否定的でなく、体育実技を必要、さらには必修であるべきと考え、卒業後の運動意欲も高い傾向にあることが示唆された。

収録刊行物

  • 自然人間社会

    自然人間社会 41 63-81, 2006-07

    Yokohama : 関東学院大学経済学部・経営学部教養学会

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ