まちづくりと観光の経済効果:竹田市「農村回帰宣言」等を事例として

書誌事項

タイトル別名
  • マチズクリ ト カンコウ ノ ケイザイ コウカ : タケタシ 「 ノウソン カイキ センゲン 」 トウ オ ジレイ ト シテ
  • Town Regeneration and Economic Effect of Tourism: In the Cases including the ‘Back to Farm Village’Declaration of Taketa City

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抄録

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まちづくり 竹田市 産業連関表 経済効果

大分県竹田市は、県南西部の熊本及び宮崎の両県に接する山間部に位置し、人口約25,000人を有する。基幹産業は農林業や観光であるが、昭和30年以降、一貫して人口減少が続き、過疎化と少子高齢化が急速に進行している地域である。この状況を打破するために、平成21年(2009年)に市は、「TOP 運動による地域新生竹田市新生ビジョン」なる地域再生を企図した市政方針を策定した。これには「農村回帰宣言」など、新しい「まちづくり」へ向けた取り組みが含まれており、自治体存続の危機を逆手にとった政策として、過疎化問題に直面する全国の地方自治体の注目の的となっている。そこで、本稿では、この竹田市独自の魅力ある新しい「まちづくり」へ向けた取り組みが、①竹田市の観光にいかなる影響を及ぼしているかについて、竹田市に来訪する観光客数の推移をもとにその分析と考察を行い、また、②これら観光客の観光消費額の推定をもとに、竹田市産業連関表の作成を通じた新しい「まちづくり」の経済効果を測定した。

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