自動車部品産業における業者の参入・退出と従業員規模 : 1960年代以降の愛知県刈谷市を対象に

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タイトル別名
  • ジドウシャ ブヒン サンギョウ ニ オケル ギョウシャ ノ サンニュウ ・ タイシュツ ト ジュウギョウイン キボ : 1960ネンダイ イコウ ノ アイチケン カリヤシ オ タイショウ ニ
  • Entry, exit and firm size of Japanese auto parts suppliers after the 1960s : A case study in Kariya City, Aichi Prefecture

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抄録

本論文は愛知県刈谷市を対象に、自動車部品業者の参入・退出と従業員規模の拡大・縮小を検討したものである。完成車メーカーの影響力の強い地域を対象に、階層性のある自動車部品供給における業者の動き方を分析した。結果として第一に、同規模存続率が石油危機時に比べると上昇傾向をみるなど、存続する業者は規模的に「安定化」していったといえるが、他方、退出率は荒いまま推移しており、しかもバブル崩壊後に再び流動的になっている。第二に、参入・退出は業者の従業員規模と関係があるが、従業員規模の拡大・縮小については規模とに因果関係は見出し難いか、または小規模ほど従業員を削減するという結果になっていないことが確かめられた。

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