日本における教育課程の特殊性としての特別活動 : 部活動を中心として

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  • ニホン ニオケル キョウイク カテイ ノ トクシュセイ トシテノ トクベツ カツドウ : ブカツドウ オ チュウシントシテ
  • Particularities of "Tokkatsu (Special Activities)" as a Course of Studies : The Problem of Extracurricular Activities in Japan

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日本の教育においては、もはや、その特殊性ともいってもよいが、教科以外にも、部活動や学校行事を取り組むことが自明のこととなっている。こういった歴史は、明治の義務教育制度の確立ととも始まっているといえ、日本人にとっても全く違和感のない問題となっている。また、部活動といった法的および学習指導要領においても位置付けが曖昧なものまで自明の理とされ、その体制の不備を問題にすいことはあっても、その存在自体を否定する主張はほとんどない。その一方で、学校教育が、肥大することによって、生徒や教員に対しても過大な負荷がかかっていることも事実である。このままでは、日本の教育の水準やレベルにも影響しかねないことが考えられる。本稿では、そういった自明の理とされた前提についての問題意識を持つことの重要性と幅広い議論が今後、不可欠になってくると結論づける。

Journal

  • 教育学研究紀要

    教育学研究紀要 7 71-82, 2016-06-30

    大東文化大学大学院文学研究科教育学専攻

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