書誌事項
- タイトル別名
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- An Integrated Service Token Ring LAN Using Distributed Priority Change Method
- LANとグループ通信
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説明
リアルタイム性を要求しないノンリアルタイムデータと、音声、映像などのリアルタイム性を要求するリアルタイムデータを統合的に伝送できるマルチメディア統合LANのプロトコルとして、トークンリング方式をべ一スとしたDPC(Distributed Priority Change)方式を提案する。DPCでは、リアルタイムデータのみを伝送できるリアルタイムデータ伝送モードとノンリアルタイムデータのみを伝送できるノンリアルタイムデータ伝送モードという二つのモードを設け、一定周期ごとにリアルタイムデータ伝送モードを繰り返すことでリアルタイムデータ通信の保証をしている。モードの変更は特定のノードが行うのではなく、すべてのノードが各自のタイマを参照して分散的に行う。公平なノンリアルタイムデータ通信は分散的なモードの変更により実現されている。シミュレーションにより、DPCを、特定のノードによりモードを変更するMPC(Multiple priority cycle)とTTP(Timed Token Protocol)のそれぞれと比較した結果、リアルタイムデータの帯域と遅延に対して同じ条件をつけた場合、MPCよりもDPCのほうが少ないオーバヘッドでノンリアルタイムデータ伝送が行われることが示され、負荷の高い状況ではTTPよりもDPCの方が大きなサイズのノンリアルタイムデータを短い時間で伝送できることが示された。
収録刊行物
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- 情報処理学会論文誌
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情報処理学会論文誌 34 (6), 1417-1425, 1993-06-15
一般社団法人情報処理学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050001337887844864
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- NII論文ID
- 110002722510
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- NII書誌ID
- AN00116647
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- ISSN
- 18827764
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles