類似例を用いた図形のマンマシン系による教示

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  • Learning of Pictures Using Similar Examples in Man and Machine System

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われわれ人間はさまざまな情報源を活用して物事を認識したり理解したりしている.人工知能システムも同様な情報を利用することなしに より知的な行動をとることはできないだろう.そこでわれわれは利用できる情報源のうちからとくに知識の利用獲得にとって不可欠と考えられる言語と画像とを組み合わせたシステム作りを行ってきた.しかし現実的なサイズの人工知能システム作りを阻害するものとして 必要な情報の獲得─いまの場合は言語処理 画像処理に要求される知識の獲得─が容易でない点をあげることができる.従来これらは人手により作成されていた.それゆえ小規模システムにとどまらざるをえなかった.われわれ人間は既知の物を参考としつつ 未知の物を学習することにより成長してゆく.計算機にも同様な方法で物事が教示できれば 計算機内部での知識表現にとらわれることなく 容易に計算機に新しい知識を与えることができよう.このような観点から 2次元図形のモデルを それに類似した例から作るシステムを試作した.類似例を用いたとしても くい違う点はたくさんあり 計算機はそれを訴え その訴えに基づいて人が教示を行うという形式でモデルの構築を行う.システムには不完全な点も多いが システムの発展性など今後検討する価値ある問題点も指摘した.

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