ボトムアップ制御とトップダウン制御の組合わせによる領域解析

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  • A Region Analyzer Using Bottom - up and Top - down Control

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屋内外の風景のように比較的複雑なシーンを領域分割する場合 明るさ等の情報のみにより正しい分割結果を得るのは困難である.そこで 意味情報を領域分割過程に導入したセマンティック領域分割法と呼ばれる手法が開発されてきた.しかし この方法は意味情報を領域分割のボトムアップな制御構造の枠組内に組込んでいる.その結果 建物のように明確な構造を持つ物体や 建物の窓などの細部構造の取扱いが困難であった.本研究では 意味情報の活用にトップダウンな制御構造を導入し ボトムアップ処理 トップダウン処理の各各の長所を組合わせた手法を開発することにより 細部構造を持つ複雑なシーンを領域法により解析することを可能とした.入力シーンは準備的に領域分割ざれ記号化記述される.次にボトムアップ処理によりシーンの概略の解釈としてプランを作成する.トップダウン解析部はプロダクションシステムとして構成され プランを参照しつつ解析をすすめる.空 木 建物 道路 および 建物の細部構造として窓 道路の細部構造として自動車を含む屋外風景写真を例題として処理し 本研究における手法の有効性を示した.

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