近世肥後における当道座の確立

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  • キンセイ ヒゴ ニ オケル トウドウザ ノ カクリツ

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抄録

type:論文(Article)

第一章では熊本藩領の座頭集団がいかなる状況下でその勢力を伸ばしていったのか、それを可能にした歴史的経緯を明らかにする。また第二章では、その歴史的な経緯を前提に、座頭集団の地方における組織的な成長の過程を制度面から跡付ける。また京都職屋敷の動向と、それが領主権力にどのように受容されたのかを明らかにする事を課題とする。座頭集団の領主権力側による受容は、制度的には熊本藩の宝暦の改革によるところが大きかったと考えられるが、第三章では、地方の座頭集団が領主権力の中でどのような位置を占めるようになったのかを、熊本藩の刑法上の変化から考察し、領主権力における集団の確立とはいかなる事であったのかを論じたい。

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