書誌事項
- タイトル別名
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- Patterns of Trade and Gains from Trade under Marshallian Increasing Returns
- マーシャルテキ シュウカク テイゾウ ニ ヨル ボウエキ パターン ト ボウエキ リエキ
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抄録
マーシャル的収穫逓増による2国2財1生産要素のEthier(1982)の貿易モデルにおける貿易パターンと貿易利益に関するこれまでの先行研究の議論を扱い、主に二つのことを明らかにする。一つは、複数個の貿易パターンの貿易均衡が成り立つ必要条件を求め、菊地(2001)が示した貿易パターンの図解 「λ-μ 図」に、収穫逓増の程度の要因を考慮した新たな貿易パターンの貿易均衡を追加する。そして、 Tawada(1989a)のマーシャル的調整メカニズムを用いて、安定的な貿易均衡が成り立つ必要十分条件を示す。もう一つは、安定的な貿易均衡における貿易利益について分析し、小国が貿易損失を被る 「Grahamケース」が成り立つ必要十分条件を導き、「λ-μ図」との対応関係を明らかにする。
収録刊行物
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- 京都産業大学論集. 社会科学系列
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京都産業大学論集. 社会科学系列 30 51-84, 2013-03
京都産業大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050001338018564736
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- NII論文ID
- 110009687526
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- NII書誌ID
- AN00060189
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- HANDLE
- 10965/889
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- NDL書誌ID
- 024573888
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- ISSN
- 02879719
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- NDL
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