緩解期潰瘍性大腸炎の経過中に急速増大したS状結腸亜有茎性ポリープの1例

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  • A case report of rapidly grown I sp type tubular adenoma in the sigmoid colon with remission state of ulcerative colitis

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説明

症例は74歳男性。緩解期の潰瘍性大腸炎に対し、毎年下部消化管内視鏡検査を受けていた。平成19年の検査でS状結腸に数ミリの無茎性ポリープが見つかったが、経過観察となった。翌年の検査でS状結腸に急成長した亜有茎性ポリープが見つかり、内視鏡的に切除した。組織学的には一部に中等度異型成管状腺腫を含んでいたものの、大半が高分化腺癌であった。ポリープの自然史で考えられてきた成長速度以上に急成長したポリープを経験し、ポリープ自然史を再考する機会を得た。

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