A case of Sarcomatoid carcinoma (so-called carcinosarcoma) of the middle portion of the bile duct with interesting finding on intraductal ultrasonography (IDUS)

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  • 興味深いIDUS所見を示した中部胆管原発のいわゆる癌肉腫の1例
  • キョウミブカイ IDUS ショケン オ シメシタ チュウブタンカン ゲンパツ ノ イワユル ガン ニクシュ ノ 1レイ

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Abstract

症例は74歳男性。黄疸を指摘され当院を受診した。画像検査では中部胆管に結節状腫瘤を認め、intraductal ultrasonography(IDUS)では腫瘤は外縁部を除いてきわめて低エコーを呈した。経乳頭的胆管生検により胆管由来の未分化癌の診断となり、膵頭十二指腸切除術が施行された。切除標本にて総胆管内にポリープ状に発育する腫瘤を認めた。組織学的にはポリープ状腫瘤では紡錘形腫瘍細胞の密な増殖を認め、腺腔形成はみられず、特異的な間葉系組織への分化も認めなかった。免疫染色では上皮マーカーと間葉系マーカーの両者に陽性を示し、Sarcomatoid carcinoma(so-calledcarcinosarcoma)と診断された。多発肝転移再発により、術後4か月で永眠された。胆管内腔へのポリープ状発育は癌肉腫の代表的所見であるが、IDUSでの特徴的所見については報告がない。

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