全国の飼育犬における寄生虫感染調査と検査法の検討

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タイトル別名
  • Prevalence of endoparasites infection in household dogs in Japan and its an examination of diagnosis
  • ゼンコク ノ シイクケン ニ オケル キセイチュウ カンセン チョウサ ト ケンサホウ ノ ケントウ

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説明

2003-2004年にかけて北海道3病院44頭,宮城県7病院100頭,東京都3病院328頭,愛知県6病院104頭,大阪府4病院68頭,兵庫県3病院73頭,広島県2病院49頭,香川県1病院35頭,福岡県5病院98頭の計899頭であった。899頭の飼育犬について6ヶ月齢未満(A群),6ヶ月齢以上7歳未満(B群)および7歳以上(C群)に分けてそれぞれ内部寄生虫の調査を行った。その結果,犬回虫卵はA群257頭中15頭(5.8%),B群1/329頭0.3%,C群1/313頭(0.3%),犬鉤虫はA群1/257頭(0.4%),B群1/329頭(0.3%),C群2/313頭(0.6%),犬鞭虫はA群3/257頭(1.2%),B群6/329頭(1.8%),C群6/313頭(1.9%),ジアルジアはA群7/257頭(2.7%),B群5/329頭(15%),C群2/313頭(0.6%)で,これら陽性を示した犬はすべて室内犬であった。コクシジウムは6ヶ月未満の室内犬から4頭,室外犬に1頭のみが検出されたのみで6ヶ月齢以上の犬からはまったく検出されなかった。原虫シストの検出にはヨード染色法よりハイドロフルオールコンボ法が検出率が高いことが明らかとなった。

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被引用文献 (2)*注記

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