Diachronical observation of cortical hyperostosis in squirrel monkeys (Saimiri sciureus)

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  • リスザルの皮質過骨症の経時的観察
  • ケンキュウカブン リスザル ノ ヒシツ カコツショウ ノ ケイジテキ カンサツ
  • リスザル ノ ヒシツ カコツショウ ノ ケイジテキ カンサツ

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皮質過骨症を発症する因子を保有しているリスザル9頭について,骨疾患の発生状況を観察したところ,成体での罹患率が高く,加齢に伴って発症することが分かった。新たに発症したサルにおける初発病巣は,SMO59では左側擁骨と両腓骨で,SMO63では右上腕骨,両後肢で,ほぼ2ヶ月で発症,急速に進行した。四肢骨が侵され易いことが明らかになった。又,初期では,既存の長骨皮質骨表面に新たな骨組織が添加され,進行すると皮質骨の消失などが生じた。発症サルの骨病変は増悪する一方で,軽減する事はなかった。温度管理された飼育施設の発症サルでも,病変は進行性であったが,その速さは遅かった。血液検査を実施したが,発症の有無で差はなかった。今まで報告のないリスザルの骨疾患の発生状況と画像上の特徴を,X線検査法を用いて確認した。

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