書誌事項
- タイトル別名
-
- ヤゴウ ト シテノ マンモウ ト マンシュウ エノ リカイド
- ManMou as A Trade Name & My Family's Understanding of Manchuria
- 屋号としての『満蒙』と満洲への理解度
この論文をさがす
説明
『満蒙』という76 年の歴史を持つ筆者の実家の老舗鮮魚店の屋号と、実家に保管されていた戦前の写真グラフなどを通して、内地の日本人として祖父と父が満洲(現・中国東北部)に対してどのような理解を得ていたかを考察した。一方、実家の店以外にも満洲にちなんだ屋号を持つ商店や旅館があることが分かり、それらの屋号の由来について経営者に聞いた。その結果、筆者の祖父や父を含め、彼らが満洲に対して繁栄、希望、懐古といったシンプルかつ独善的なイメージを抱いていたことが確認された。そのようなイメージは日本の傀儡国家・満洲国に代表される当時の満洲の実態とはかけ離れたものであるが、今日の尖閣諸島問題のような日中間の歴史認識の隔たりを理解する手掛かりを提供してくれる。
収録刊行物
-
- 共栄大学研究論集
-
共栄大学研究論集 (11), 67-74, 2013-03-31
春日部 : 共栄大学
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1050001338220283392
-
- NII論文ID
- 110009559696
-
- NII書誌ID
- AA1183870X
-
- ISSN
- 1880859X
- 13480596
-
- NDL書誌ID
- 024463361
-
- 本文言語コード
- ja
-
- 資料種別
- departmental bulletin paper
-
- データソース種別
-
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles