東日本大震災後の災害被災者支援に関する学生の意識調査

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タイトル別名
  • Survey of students on disaster victims after the Great East Japan Earthquake
  • ヒガシニホン ダイシンサイゴ ノ サイガイ ヒサイシャ シエン ニ カンスル ガクセイ ノ イシキ チョウサ

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説明

本研究の目的は、A大学の学生を対象に東日本大震災後の医療福祉系大学生の災害被災者支援に関する認識を明らかにし、今後の災害被災者支援教育の基礎資料を得ることである。方法は、学生462名を対象にした質問紙調査で、アンケート項目は震災直後に困った事、支援活動、勉強したい項目、ボランティア希望、資格取得後の派遣、出身地などである。アンケート調査の結果は、369名(回答率79.9%)の回答を得た。学科別内訳では、大学看護学科129名中73名(56.6%)作業療法学専攻116名中113名(97.3%)、言語聴覚学専攻73名中48名(65.7%)、短大介護福祉専攻116名中112名(96.3%)、食育福祉専攻28名中23名(82.1%)である。出身地では、青森県307名(83.1%)であり、宮城・岩手・福島県3県の合計は16名(4.3%)である。被災地ボランティアを希望して学内では災害支援を学びたい学生と、そうでない学生に大別された。災害に関する教育は看護学科のみカリキュラム化されているが、災害時に求められる医療福祉専門職の災害被災者支援教育に関する課題が示唆された。

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