書誌事項
- タイトル別名
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- "モハヤ 「 センゴ 」 デワ ナイ"ト イウ シャカイテキ キオク ノ コウセイ カテイ
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説明
P(論文)
1956 年の流行語となった「もはや「戦後」ではない」は,同年版『経済白書』に記されている。戦後からの回復を通じての経済成長が終わったあとにくる難題にたいしての警句であったが,そういつまでも戦後でもあるまいといった「空気」を背景に,情報の送り手と受け手の相互作用で戦後を抜け出し高度成長へ向かう凱歌として解釈されることになった。その後もこの凱歌としての社会的記憶は,送り手にとっても受け手にとってもより“ここちよい”物語として再構成されつづけ,現在では,神武景気を経て『経済白書』は「もはや戦後ではない」と高らかに高度経済成長期突入を宣言した,とまで変容している。本稿は,このフレーズの社会的記憶が変容する過程を分析した。
収録刊行物
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- 江戸川大学紀要
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江戸川大学紀要 25 195-206, 2015-03-15
流山 : 江戸川大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050001338220419712
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- NII論文ID
- 120005607336
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- NII書誌ID
- AA12560733
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- NDL書誌ID
- 026260942
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
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- CiNii Articles