<研究論文>大学と卒業生との関係構築における学生同窓会の意義 --日本と米国の学生同窓会を比較して--

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タイトル別名
  • <Research Papers>Significance of Student Alumni Associations for Building Relationships between Universities and their Students: Comparing Student Alumni Associations in Japan and the United States
  • 大学と卒業生の関係構築における学生同窓会の意義 : 日本と米国の学生同窓会を比較して
  • ダイガク ト ソツギョウセイ ノ カンケイ コウチク ニ オケル ガクセイ ドウソウカイ ノ イギ : ニホン ト ベイコク ノ ガクセイ ドウソウカイ オ ヒカク シテ

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抄録

米国の大学には学生によって構成され、大学と学生・卒業生・同窓会を繋ぐ様々な活動を行っている「学生同窓会(Student Alumni Association)」が多数存在する。一方、日本において学生同窓会がある大学は2大学のみである。本稿の目的は、日本と米国の学生同窓会の論理構造を比較検討することによって、大学と卒業生との関係構築における学生同窓会の意義を明らかにする。本稿では立命館アジア太平洋大学校友会学生実行委員会と米国の学生同窓会の論理構造の比較を通してその意義を明らかにする。本稿から日本に得られた示唆は、大学が実現すべきことを明確にし、大学と学生同窓会とのコミュニケーションを通じてそれらを学生や卒業生に伝えることである。また米国の学生同窓会は、大学スポーツやコミュニティサービスといった大学の諸活動と有機的な連携を確立していることも明らかになった。大学や同窓会の後継者たるリーダーを育てるシステムとして学生同窓会のような仕組みが日本にも求められる。

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