書誌事項
- タイトル別名
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- マチナミ ノ ケイカン ヒョウカ ニ オヨボス シキサイ ノ エイキョウ ニ
- Colour Effects on the Townscape Evaluation (II)
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説明
住宅街の景観評価に及ぼす建物の外壁の色彩の影響について検討した。洋風住宅街と和風住宅街を取り上げ、それらを写した写真にコンピュータによる画像処理を加えることで一つの建物とそれを取り巻く建物群の色彩を統制し、景観評価を行ってもらった。その結果、不調和感を感じ始める建物の外壁の彩度の値がそれぞれの色彰条件ごとに明らかにされた。そして、建物の彩度が増すと町並み全体の不調和感が増大するということがわかった。特に、周囲の建物の明度が全体に低い場合には、不調和を感じ始める彩度が低くなることが明らかにされた。また、特に、中心の建物の色相が赤と紫の場合、彩度8以上になると景観として耐え難い配色であるという反応が多くなった。以上より、建物の外壁の色彩を決定する際には、周囲の建物の色彩を考慮することが重要で、しかも、高彩度の外壁は避けるべきであるとの結論に達した。
Colours of a house and neighbouring houses in a photograph of a town were changed by a computer graphic software. The subjects rated colour harmony of the town. When the chroma of the central house became higher,the rating of colour harmony of the town became lower. Especial1y,if the value of the colour of the neighbouring houses is low,the subjects tend to dislike the high chroma house. When the colour of the central house is red or purple and the chroma is over 8,many subjects rated the town “intolerable”.
収録刊行物
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- 総合都市研究
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総合都市研究 (60), 49-56, 1996
東京都立大学都市研究センター
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050001338272868224
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- NII論文ID
- 110000527536
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- NII書誌ID
- AN00134354
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- ISSN
- 03863506
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- HANDLE
- 10748/00008980
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- NDL書誌ID
- 4156674
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles