教職大学院における教員のための ICT活用指導力の育成プログラムの開発研究-「アクティブ・ラーニング」「学習者中心の授業」等に対応していく学習活動と環境のデザインを中心に-

書誌事項

タイトル別名
  • キョウショク ダイガクイン ニ オケル キョウイン ノ タメ ノ ICT カツヨウ シドウリョク ノ イクセイ プログラム ノ カイハツ ケンキュウ : 「 アクティブ ・ ラーニング 」 「 ガクシュウシャ チュウシン ノ ジュギョウ 」 トウ ニ タイオウ シテ イク ガクシュウ カツドウ ト カンキョウ ノ デザイン オ チュウシン ニ
  • A Developmental Study on Program for the Knowledge and Skills of ICT Use for Teacher in School of Professional Development in Education Focus on Design of Learning Activity and Environment for Active Learning and Student-based Learning

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抄録

本研究では、教員がICTを有効活用して「アクティブ・ラーニング」「学習者中心の授業」等に対応していく学習活動のデザインをできるために、ICT 活用指導力を培うことに関心を向けている。そのためFujitsuの協力を得て、20台のタブレットPCを借用し共同研究を進め、養成プログラムの開発を行った。プログラムの評価方法としては1)受講者に対して、プログラム開始時点とプログラム終了時点に、質問紙を用いた意識調査を行い、その変化を見た。2)プログラム4週終了時点と8週終了時点の2地点で、本プログラムに参加して獲得したと思われる専門知識に関わって受講者にマインドマップを描いてもらい、その2つを受講者ごとに比較した。比較に当たってはTPACKフレームワークを用いてその変容をカウントし、専門知識の広がりと深まりの関連を見た。これら2つの結果から本プログラムの運用に対する評価を行い、プログラムの修正のポイントを明らかにした。結果、本プログラムは、「アクティブ・ラーニング」と関わって、受講者に目的や内容に応じてICTを選択活用し、その効果を引き出す意識を高めることができたこと、専門知識に関しても広がりや深まりを導くことに概ね貢献できたことが明らかになった。しかし、ICTを有効活用した「学習者中心の授業」のデザインに関しては、本プログラム内容にはまだいくつか課題があることが明らかになった。

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