グループホーム等小規模多機能型居宅介護施設における看取りの実態 : インタビュー調査から「豊かな看取り」を模索する

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タイトル別名
  • Actual conditions at patients' bedsides when they die at small-scale, multi-functional types of in-home care service facilities, such as group homes : seeking a "fulfilled stay by a person's deathbed" from an interview survey
  • グループホーム トウ ショウキボ タキノウガタ キョタク カイゴ シセツ ニ オケル ミトリ ノ ジッタイ インタビュー チョウサ カラ ユタカ ナ ミトリ オ モサク スル

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抄録

40018767783

本研究の目的は、グループホーム等小規模多機能型居宅介護施設での看取りの実態を明らかにし、その実態からグループホーム等小規模多機能型居宅介護施設が目指す「豊かな看取り」とは何であるのかを提言することである。調査はグループホーム、小規模多機能型居宅介護施設(合計7施設)の看護職・介護職等14名を対象に、半構成的インタビュー調査を行い、質的帰納的に分析した。結果、<豊かな看取りケア>を行う際に、<看取りの価値観><管理者とスタッフの看取りを行う覚悟><高齢者とその家族の看取りに対する思いを受け止める><スタッフ同士が思いを分かちあう><管理者の全面協力><医療関係者の協力が情緒的な支え>が前提にあった。さらに、今回のグループホーム等小規模多機能型居宅介護施設でのインタビュー調査から、「豊かな看取りケア」とは、(1)高齢者の意思を尊重したいと思えること、(2)寄り添いたいと心から思い、時を一緒に過ごし、見守るゆとりをつくること、(3)出来る限りの苦痛を取り除きたいと思えること、(4)看取り期の生きている今を支えることの4点であった。

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