16 世紀後半北西ドイツ都市におけるカルヴァン派亡命者のネットワーク―ヴェーゼル市の長老会を中心に―

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  • Zur den Netwerken der kalvinisten Flüchtlingen im späten Hälften des 16. Jahrhunderts im nordwestlichen Deutschland―Eine Fallstudie vom Weseler Konsistorium―
  • 16　セイキ　コウハン　ホクセイ　ドイツ　トシ　ニオケル　カルヴァンハ　ボウメイシャ　ノ　ネット　ワーク　ヴェーゼルシ　ノ　チョウロウカイ　オ　チュウシン　ニ

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抄録

16 世紀後半のネーデルランド反乱の際に， 北西ドイツには大量のカルヴァン派亡命者が流入した． とりわけヴェーゼル市は， ネーデルランドと日常的に商業取引を持つ， 代表的なプロテスタント都市として知られていた． カルヴァン派亡命者はそこで長老会を組織し， それを一つの拠点として， 4 段階のニーダーライン教会会議ネットワークを形成した． 本稿では， この亡命者ネットワークの実態， それが各地の亡命者の生存に果たした役割， およびその国制史上の意義の解明を試みる．

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