制御焦点と文化差が弁明行為に与える影響

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タイトル別名
  • セイギョショウテントブンカサガベンメイコウイニアタエルエイキョウ
  • The Effects of Regulatory Focus and Cultural Differences on Accounts
  • 研究ノート
  • Research notes

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type:論文

本稿の目的は,制御焦点理論(regulatory focus theory)および制御適合理論(regulatory fit theory)に関する先行研究の知見を整理し,弁明研究への応用可能性について検討することだった。制御焦点傾向(促進焦点/予防焦点)が仮説(代替案)の生成に影響するという報告に基づき,それが弁明行為への動機づけにも影響する可能性を指摘した。また,弁明方略の使用については,弁解と正当化の選好に日米差が確認されているが,制御焦点理論でも説明可能であることを論じた。さらに,制御適合理論を説得コミュニケーションに応用した先行研究の知見から,文化的に適切な弁明メッセージを検討する必要がある点を指摘し,今後の研究の橋渡しとした。

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