観光情報学の体系におけるコンテクスト論の位置づけについて

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タイトル別名
  • カンコウ ジョウホウガク ノ タイケイ ニ オケル コンテクストロン ノ イチズケ ニ ツイテ
  • The Position about the Theory of Tourism Context in the System of Tourism Informatics

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抄録

観光情報学という学問上のタームは、未だ確定的な定義が与えられているわけではない。本稿では、観光情報学の学問的発展のために、観光概念の基礎に立ち返って、観光情報学の定義付けを行う。その上で、システム論とコンテクスト論の両面から観光情報学の検討を行うが、ここでは特にこれまであまり重視されてこなかったコンテクスト論の観点から、観光情報学の掘り下げを試みる。具体的には、映画やドラマといった伝統的な観光開発手法に加え、マンガ・アニメそしてゲームといった新しいコンテンツについても観光開発の可能性を探る。これらの検討を通して、これまでのメディアコンテンツ論から一歩踏み込み、観光を通じたコンテンツのコンテクスト化が行われる可能性があることにも言及したい。

収録刊行物

  • 観光科学研究

    観光科学研究 (1), 25-32, 2008-03-30

    首都大学東京 大学院都市環境科学研究科地理環境科学専攻 観光科学専修

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