箱根・宮ノ下における外国人観光客の受け入れ態勢の現状

書誌事項

タイトル別名
  • ハコネ ・ ミヤ ノ カ ニ オケル ガイコクジン カンコウキャク ノ ウケイレ タイセイ ノ ゲンジョウ
  • Current Situations of Preparedness for Foreign Travellers

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説明

箱根・宮ノ下は古くは幕末から外国人観光客を迎え入れてきた観光地である。本報告はその宮ノ下を対象として,外国人観光客の受け入れ態勢を把捉することを目的とした。調査は観光客の現状を把握するためのアンケート調査,案内板の種類と内容を把握するための案内板調査,施設の外国人観光客への接客状況を把握するための聞き取り調査の3 つを行った。調査の結果,日本人観光客と比べると外国人観光客は多くないものの,現在でも宮ノ下は欧米系の外国人観光客に継続的に利用されており,地域内の案内板の種類や分布にも欧米系外国人への配慮がみられた。また,接客やコミュニケーションも,宮ノ下の全ての施設で外国人観光客への支援の準備ができていた。日本の他の観光地ではみられないこの外国人観光客の受け入れ態勢は,富士屋ホテルを中心に宮ノ下が古くから外国人観光客を受け入れてきた歴史によるところが大きいと推察された。

収録刊行物

  • 観光科学研究

    観光科学研究 (6), 183-188, 2013-03-30

    首都大学東京 大学院都市環境科学研究科 観光科学域

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