古典主義的演劇とバロック的演劇における幽霊の比較研究

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タイトル別名
  • A Comparative Study of the Ghosts On the Classical Theatres and the Baroque Theatres
  • コテン シュギテキ エンゲキ ト バロックテキ エンゲキ ニ オケル ユウレイ ノ ヒカク ケンキュウ

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抄録

古今東西の演劇における幽霊は、「古典主義的演劇」の幽霊と「バロック的演劇」の幽霊に大別することができる。前者の幽霊は、「三単一」の法則が守られた劇作法で創造された幽霊であり、後者の幽霊は、「三単一」の法則を無視した自由奔放な劇作法で創造された「非古典主義的演劇」の幽霊である。 本稿では、古代ギリシアの「悲劇」と中世日本の能楽の「古典主義的演劇」の幽霊及びエリザベス朝時代のシェイクスピア劇と江戸時代・明治時代の歌舞伎の「バロック的演劇」の幽霊をそれぞれ比較しながら、そこにあらわれた幽霊の民族的特性と演劇的普遍性が、どのようなものかを明らかにする。

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