野菜のネット通販ビジネスの拡大施策に関する一考察

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  • A Study on Growth Measures for Business Operators in the Online Retailing of Vegetables
  • ヤサイ ノ ネットツウハンビジネス ノ カクダイ シサク ニ カンスル イチ コウサツ

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抄録

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本考察の目的は、野菜のネット通販における消費者の利用実態の特性を明らかにしたうえで事業者が講じるべき施策を提案することである。野菜購入におけるネット通販利用開始の前後における変化として、リアル店舗での買物頻度の減少、自宅の夕食で煮物メニューや野菜も登場する肉料理や魚料理メニューの出現頻度の増加があげられている。これを踏まえて、首都圏1都3県に住む2人以上世帯の女性を対象としてWeb アンケートを実施した。その結果、野菜のネット通販におけるネットスーパーと生協系サイトの利用回数シェアは72.5%を占めた。有効な施策は、野菜の品質による差別化を追求することに限界があるため、サイトの見やすさを追求するプロモーション戦略を講じることである。また、ショッピングモールサイトと食品宅配専門サイトの利用回数シェアは27.5%を占めた。有効な施策は、新規市場の創出を意識して、野菜の品質向上を追求する差別化戦略を講じることである。

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