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近年、文学研究と言語研究は専門化が進み、高度な理論に基づく分析手法が主流となってきている。本来イギリスの言語研究は理論や抽象的な取り組みではなく、文学や歴史と密接に結びつけた、いわゆる文献学的手法であった。詳細なテクストリーディングを行いながら、そこに見られる言語上の問題を取り上げ、史的観点を十分に取り組みながら行う研究は、フィロロジーの一部として重要視されてきた。現在はその複眼的な手法から乖離しつつある。イギリスを中心として、中世の英語英文学の研究者たちはこの本来のフィロロジーの伝統を受け継いでいる。ドイツにおけるフィロロジーの概念規定、18世紀より年代順に見た英語辞書におけるフィロロジーの定義、フィロロジーに関するこれまでの諸議論、イギリスにおけるフィロロジストの内の代表者と言える、J.R.R. TolkienとR.W. Chambersの主張に光を当てながら、文学研究と言語研究の相補的な融合の重要性をを改めて問い直した。
Journal
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- Paulownia Review
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Paulownia Review 24 1-10, 2018-03-16
東京 : 大東文化大学大学院英文学研究会
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1050001338472930560
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- NII Article ID
- 120006716747
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- NII Book ID
- AN00343864
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- ISSN
- 18807496
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- NDL BIB ID
- 028937781
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- Article Type
- departmental bulletin paper
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- Data Source
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles