砂丘地土壌を用いた蕎麦に対する肥料の葉面撒布について(第1報)尿素および燐酸加里の撒布について

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タイトル別名
  • サキュウチ ドジョウ オ モチイタ ソバ ニ タイスル ヒリョウ ノ ヨウメン サップ ニ ツイテ-1-
  • On the Fokiar Application of the Nutrient to the Buck Wheat Cultivated in the Soil of the Sand Dune (Part 1.) : Spraying Crops Foliage with Urea and Potassium Phosphate
  • サキュウチ ドジョウ オ モチイタ ソバニタイスル ヒリョウ ノ ヨウメン サンプニツイテ ダイ1ポウ ニョウソ オヨビ リンサンカリノ サンプ ニツイテ

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抄録

論文(Article)

【緒言】 葉面施肥の起源は紀元前430年から490年頃にあるといわれ,古くからいろいろの作物や永年作物に微量に吸収されて効果のあるものは,葉面撤布されていたことは一般に知られている.米国において葉面より窒素を吸収させる試験は,1940年頃ニューヨーク州において,りんごについて行われたのが最初で,その後もりんごに対する試験が数年繰返され,1949年には東北部のりんご生産地で初めて実用化され,同時にりんごの他,柑橘,禾穀類,読菜類,花井類,公園酎木類にもついて試験され相当実用の域に達しているといわれている.しかして干害に対する葉面撤布の試験は,我国では桑以外にはほとんど行われていないので,著者等は庄内砂丘地帯の作物が水分の不足を来たし易く,したがって干害を受け易い状態にあり,又概して多量の肥料を必要とする条件下にある.ゆえに砂丘地土壌を用いて栽植した蕎麦に葉面撤布を実施し,さらに葉面撤布と干害に密接の関係ある土壌水分との関連についての基礎的資料を得ようとして,本試験を行ったのでここに報告することにする.

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