開花前のCaCl_2処理及びAOA(aminooxyacetic acid)処理がカキ'平核無'果実の軟化に及ぼす影響

書誌事項

タイトル別名
  • カイカ ゼン ノ CaCl2 ショリ オヨビ AOA aminooxyacet
  • Effects of Pre-bloom CaCl_2 Spray and AOA(aminooxyacetic acid) Treatments on Softening in Japanese Persimmon (Diospyros kaki.L.cv.Hiratanenashi') Fruits
  • カイカ マエ ノ CaCl_2 ショリ オヨビ AOA aminooxyacetic acid ショリ ガ カキ ヒラタネナシ カジツ ノ ナンカ ニ オヨボス エイキョウ

この論文をさがす

抄録

論文(Article)

【緒言】果実内のCa濃度を人為的に高めることによって貯蔵性が高められたり,生理障害が軽減されることが,リンゴをはじめ多くの種類の果実で知られている.我が国の渋ガキの代表的品種である'平核無'は脱渋後の日持ちが悪く軟化しやすい.著者らはこの点を改善すベく,前報では,果実発育中のCaCl2散布処理等の影響を検討したが,みるべき効果は得られなかった.その主な原因は,処理したCaが果実内に効率的に取り込まれないことであると考えられた.本報告では,生育期間中のより早い時期(開花前)のCa散布の効果をさらに検討すると同時に,一般に果実の成熟・老化をつかさどっており,カキ果実の軟化とも深くかかわっているとされる植物ホルモン,エチレンの生成をコントロールするという立場から,その生成阻害剤AOA(aminooxyacetic acid)散布処理についても検討を行った.

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ