水稲種子の高・低温度域における発芽特性の品種・生態種間差異

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タイトル別名
  • スイトウ シュシ ノ コウ テイ オンドイキ ニ オケル ハツガ トクセイ ノ
  • Variability of Germination Characteristics of Seeds in Rice (Oryza sativa L.) Cultivars and Ecospecies at Highand Low Temperature Regimes
  • スイトウ シュシ ノ コウ テイ オンドイキ ニオケル ハツガ トクセイ ノ ヒンシュ セイタイシュカン サイ

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抄録

論文(Article)

【摘要】1)日本型品種42品種,インド型品種14品種,ジャワ型品種14品種,育成大粒系統3系統を用いて,採種後約3ヶ月後に水温を30℃,20℃,15℃,に制御した水漕で(穂)発芽試験を行なった2)次ぎの4つの特徴を有する品種(群)が各生態種に識別された.ただし,生態種によってはある群に品種か存在しない場合があった.A群:温度・時間に依存しない群B群:時間依存群C群:温度依存群D群:温度・時間依存微弱または休眠群3)生態種別の特徴を見ると,日本型品種の多くはA群にそして一部はB群に属し,インド型品種はC群がもっとも多く,ジャワ型品種はすべてA群に属していた.4)日本型品種40品種,インド型品種13品種,ジャワ型品種13品種,育成大粒系統2系統を用いて,水温を12℃,11℃,10℃,9℃に制御した水槽で発芽試験を行なった.5)本実験条件の最低水温9℃で発芽した品種は日本型品種が16,インド型品種2,ジャワ型品種6であり,日本型品種に低い温度域で発芽可能な品種が多く存在した.6)LT50(発芽が50%になる温度)が12℃(またはそれ以下)の品種がインド型品種に比較して日本型およびジャワ型品種に多く存在した.

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