心理臨床における「希望」概念に関する一考察:国内の「希望」研究の文献検討から
書誌事項
- タイトル別名
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- A study on the concept of Hope in clinical psychology: a review of Hope researches in Japan :
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説明
これまで,心理療法においてクライエントが「希望」を持てるということは,さまざまな良い効果をもたらすという知見が示されてきている。しかし,我が国において「希望」と心理療法の関連性が語られることは非常に少ない。本稿では,まずこれまで「希望」という概念がどのように捉えられてきたかを概観し,次いで国内において「希望」の研究がどのようになされてきたか,発達期との関連,看護学領域との関連,心理臨床領域での事例をもとに検討した。そして,「希望」とは,「実現化しようとすること」「自分らしくいること」が鍵となるのではないかという示唆から,国内の心理臨床家がそれらを把握し,活かしていくには,実証的に捉えていく必要があると示した。
収録刊行物
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- お茶の水女子大学心理臨床相談センター紀要
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お茶の水女子大学心理臨床相談センター紀要 20 67-73, 2019-03-01
お茶の水女子大学心理臨床相談センター
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050001338499040256
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- NII論文ID
- 120006723721
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- NII書誌ID
- AA12013515
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- HANDLE
- 10083/00063529
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles