メトホルミンとピオグリタゾンの併用によるヒト培養 横紋筋細胞における遺伝子変化の解析
書誌事項
- タイトル別名
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- メトホルミン ト ピオグリタゾン ノ ヘイヨウ ニヨル ヒト バイヨウ オウモンキン サイボウ ニ オケル イデンシ ヘンカ ノ カイセキ
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説明
type:学位申請論文
横紋筋細胞におけるピオグリタゾンとメトホルミンの単独,及び併用投与時の遺伝子変化について解析した.最初に,ヒト横紋筋由来のA673細胞に対して,1 mMのメトホルミンと10 m Mのピオグリタゾンの単独投与群と両剤併用群を作成し一日培養後,各群にマイクロアレイを施行した.対照と比較し,単独及び,併用投与時には1000個を超える遺伝子で2倍以上の発現を認めた.単独投与で発現が増加し,併用で更に増加した遺伝子群を抽出して階層型クラスター解析と優位機能Pathway解析を施行したところ,階層型クラスター解析では,単独時と比較して,併用時で有意なミトコンドリアb 酸化回路の活性化を認めた(p<0.05).また優位機能Pathway解析では,CPT-1A を含むb 酸化関連遺伝子の活性化を認めた.本研究において,両剤の併用は横紋筋細胞のb 酸化回路を賦活化して,より脂肪燃焼・抗肥満的に作用する可能性が示唆された.
identifier:10
identifier:KJ00006373219
収録刊行物
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- Dokkyo journal of medical sciences
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Dokkyo journal of medical sciences 37 (1), T11-T17, 2010-03-25
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050001338513538944
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- NII論文ID
- 110007616209
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- NII書誌ID
- AA00629581
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- ISSN
- 03855023
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
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