1930年代における郷土科カリキュラム構成原理に関する研究 - 刈谷町立亀城尋常高等小学校における郷土科カリキュラムの事例を中心に -

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タイトル別名
  • 1930ネンダイ ニ オケル キョウドカ カリキュラム コウセイ ゲンリ ニ カンスル ケンキュウ : カリヤ チョウリツ カメジョウ ジンジョウ コウトウ ショウガッコウ ニ オケル キョウドカ カリキュラム ノ ジレイ オ チュウシン ニ
  • 1930 ネンダイ ニオケル キョウドカ カリキュラム コウセイ ゲンリ ニ カンスル ケンキュウ カリヤ チョウリツ キジョウ ジンジョウ コウトウ ショウガッコウ ニオケル キョウドカ カリキュラム ノ ジレイ オ チュウシン ニ
  • The Principle of the Curriculum Composition to Teach Local Education Movement in 1930's - A Case of the Curriculum at Kijo Elementary School in Japan -

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抄録

type:資料

本稿は、1930年代、我が国における郷土教育運動における教育内容構成原理を、刈谷町立亀城尋常高等小学校における郷土科カリキュラムを分析することによって明らかにすることを目的とするものである。郷土教育運動は、郷土愛や愛国心を高め、ナショナリズムの機運を助長したものとして捉えられていた。その一方で、郷土教育で展開される、児童にとって身近な郷土について主体的な調査や探究学習が、知識偏重・画一打破と教育の実際化、地方化を実現すると捉えられていた。そのため、大正自由教育で活躍した自由教育の「旗手」たちが、積極的にこの運動に関わっていた。また、郷土科教育カリキュラムには当該校区は抱える問題が色濃く反映されており、そのカリキュラムは複雑な様相を呈していた。亀城尋常高等小学校の郷土科カリキュラムを分析することで、次の3つの郷土科教育内容構成原理が明らかになった。(1)郷土科カリキュラムの「理低文社高」の内容配列上の特色、(2)上級学校進学に関するカリキュラム内容、(3)ナショナリズムに即したカリキュラム内容解釈。

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